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2008-07-22

カルシウム

カルシウム

Ca

指定数量10kg

融点 848℃

沸点 1490℃

比重 1.55

銀白色の軟らかい金属。

アルカリ土類金属元素の一種。
アルカリ金属よりは危険性は低い。

水と反応して、発熱し水素を発生する。

強く熱すると 酸化カルシウム (生石灰) を生ずる。

水、火気との接触を避け、加熱に注意する。

容器は密栓し、冷暗所に貯蔵。

消火の際、水(水系の消火剤、泡)等を使用しない。

消火には、炭酸水素塩類等を使用する粉末消火剤、乾燥砂、膨張ひる石又は膨張真珠岩などを使用する。

炎色反応 覚え方

炎色反応

炎色反応の有名な覚え方。

リアカー無きK村・・・

Li(赤) Na(黄) K(紫)

続きもあるのですが、3類で覚えなければならないのは
上の3つと

Ca(橙)

の4つです。

続きはこちらで→GOOGLE

炎色反応 - Wikipedia

アルキルアルミニウム

アルキルアルミニウム

無色の液体または固体。
(一般に無色液体だが、個体状のものも存在する。)


アルキル基とアルミニウムの化合物の総称。

水と激しく反応する。禁水性

空気中の酸素と反応して自然発火。自然発火性 。
炭素数4以下のものは酸化されて自然発火!危険!)

200℃で不安定→分解。

特に規制の厳しい物質である。(消防法等でも厳しい特例が多数あり)

耐圧性容器を密栓し、不活性ガスを封入して貯蔵する。


ハロゲンとも反応し、有毒ガスを発生。ハロゲン消火剤は不適。

水、泡、強化液、二酸化炭素、リン酸塩類消火剤による消火はできない。



燃焼時の白煙は有毒ガスである。

いったん火災になると消火は困難。
初期消火にて乾燥砂、膨張ひる石などのみ使用可。

アルキルアルミニウム--WIKIPEDIA
アルキルアルミニウム--乙種総合自習室


アルキルアルミニウム(代表)
トリエチルアルミニウム
トリメチルアルミニウム
ジエチルアルミニウムクロライド
エチルアルミニウムジクロライド
エチルアルミニウムセスキクロライド
トリ正プロピルアルミニウム
トリイソブチルアルミニウム

リチウム

リチウム

Li

指定数量10kg

融点 179℃

沸点 1317℃

比重 0.53  (軽い!)

アルカリ金属。銀白色の軟らかい金属

固体金属中、最も軽い金属
また、固体金属中、比熱は最大

水と反応して、水素ガスを発生する。

水面上でも発火する。

炎色反応

水、火気、加熱を避け、密栓貯蔵。

乾燥砂などで窒息消火! 注水厳禁。


黄りん

黄りん

P4

(白りん)

指定数量20kg

融点 44℃  (低い)

沸点 280℃

比重 1.82

自然発火性のみを持つ(水とは反応しない)可燃物である。

   ↓

保護液として、水を使用する(水没貯蔵)

暗所では、青白い燐光を発する。

空気中で酸化され、発火する危険がある。
酸化されると、五酸化二りんになる。

赤りんとは同素体の関係である。

致死量 0.02g の猛毒

手・皮膚で触れてはいけない。

融点が、44℃と低く。このため火災時には流動化し被害を広める可能性がある。
よって消火は土砂と水を用いて流動を防ぎつつ行う。

消火は大量の水が適しているが、棒状・噴流を用いると流動化した黄りんが飛散し危険である。
(棒状注水 ダメ ×) 

消火には土砂と水

2008-07-15

ナトリウム

ナトリウム

Na

指定数量10kg

融点 98℃

沸点 882℃

比重 0.97 (水より軽い)

銀白色の軽くて軟らかい金属

炎色反応

カリウムよりは反応性が低い(ナトリウムとの比較による問題が頻出

水と激しく反応し、水素ガスを発生する。

保護液(石油)中に保存する。

禁水性・自然発火性・潮解性・吸湿性を持つ。

手・皮膚で触れてはいけない。

消火には、乾燥砂・膨張ひる石又は膨張真珠岩 などを用いる。

ハロゲン系・水系・リン酸塩類粉末消火剤はダメ ×!

2008-07-14

11品目を覚える

第3類危険物は11品目です。まずはこれをざっと覚えます。
消防法 別表第一に下記のように記されています。


1 カリウム
2 ナトリウム
3 アルキルアルミニウム
4 アルキルリチウム
5 黄りん
6 アルカリ金属(カリウム及びナトリウムを除く。)及びアルカリ土類金属
7 有機金属化合物(アルキルアルミニウム及びアルキルリチウムを除く。)
8 金属の水素化物
9 金属のりん化物
10 カルシウム又はアルミニウムの炭化物
11 その他のもので政令で定めるもの

12 前各号に掲げるもののいずれかを含有するもの


◆ 12.を除外して暗記用まとめると下記のようになります。

各種参考書問題集でも掲載されているのは↓の物質だけです。

試験対策にはこれだけで十分でしょう



1 カリウム
2 ナトリウム
3 アルキルアルミニウム (数種類ある)
4 アルキルリチウム (数種類ある 代表的には ノルマルブチルリチウム
5 黄りん
6 リチウム カルシウム (アルカリ金属及びアルカリ土類金属)
7 ジエチル亜鉛 (有機金属化合物)
8 水素化ナトリウム 水素化リチウム (金属の水素化物)
9 りん化カルシウム (金属のりん化物)
10 炭化カルシウム 炭化アルミニウム
11 トリクロロシラン (その他、政令で定めるもの)



全部で14種類の物質名です。

2008-07-04

カリウムとナトリウムの比較

第3類の試験問題では、カリウムとナトリウムの比較問題が頻出します。

比較事項
  • 反応性は カリウム の方が大きい
  • 比重・融点・沸点はナトリウムの方が大きい
  • 炎色反応は カリウムは紫色 ナトリウムは黄色

  • 反応性 K    Na
  • 比重 K 0.86    Na 0.97
  • 融点 K 64℃    Na 98℃
  • 沸点 K 774℃    Na 882℃
  • 炎色 K  紫  Na 黄


共通点
  • アルカリ金属である
  • 軟らかい銀白色の金属である
  • ともに比重は1より小さい
  • 水と接触すると可燃性の水素ガスを発生する
  • 保護液(灯油等)中で保存する